イタリア
イタリアカサマツ
ローマ市内でよく目にしたイタリアカサマツ。私は最初、木を剪定してこのような形にしているのかと思っていたら、よく調べてみると、イタリアカサマツは老木になると、途中の枝が自然に落ち、上端の枝だけになって、傘を差したような形になるのだという。『ローマの松』(レスピーギ)という交響詩もあるぐらいだから、イタリア人にとっては、日本人にとっての桜の木のような特別なものなのでしょう。水道橋公園で。
コロッセオ ローマ
ローマのコロッセオは想像していたよりもはるかに巨大で、圧倒されてしまいました。適切に維持・管理されていたとすれば、現代でも十分通用するのではないかと思いました。昼間はたくさんの人で混雑するので早朝、日の出とともに写真を撮り、そのあとのパンとコーヒーのシンプルな朝食がとても美味しかった。
最初のマイルストーン
アッピア街道の第1マイルストーン(レプリカ)。苔むした、まっすぐにまっすぐにと続く古い石畳が「街道の女王」と称されるアッピア街道。2000年以上耐え続けている石畳。この道を大型のバスが今も走っている。なんという堅固な道なのだろう。イタリア人がその美しさを自慢するのもうなずける。
Vietri sul Mare
イタリア南部サレルノからバスで30分ほどのところにある、陶磁器でよく知られた町。黄色いタイルでできたドームを持つVietri sul Mareの教会を見つけたので、写真を撮りました。イタリアらしい大胆な色使いと絵柄が特徴の陶芸の街。
バシリカ
南イタリアのパエストゥムにあるこの建物は、バシリカとよばれている。ここの遺跡の保存状態はとてもよい。バシリカとは、古代イタリアでは裁判や商業取引などが行われていた公共の施設のこと。しかし、正確な由来はまだわかっていない。
カプアの門
イタリア南部カンパニア地方の中心地カプア。紀元前の南イタリアは現代とは逆に、ギリシャ文明の影響で文化・生活・衛生水準がローマより進んだ地域で、しかも今でもそうですが、風光明媚なところでもあるため、ローマ人の憧れでした。
大滝 カゼルタ王宮庭園
カンパニア州カゼルタ王宮の庭園。自然の滝を模した大滝が見えます。下にはギリシャ神話を題材にした彫刻が配されています。自然への敬意と改善がその基本的な設計テーマだという。啓蒙主義を形にしたらこの庭園ができたということでしょう。近くには当時としては先進的な工場も建設されました。まだ蒸気機関は発明されていないので、水力が主な動力源です。日本人である私の目から見ると、自然を人間の好みに合わせて改造しているようにも思えてしまいます。
アフロディーテとアドニス
カゼルタ王宮庭園にある、噴水を彩る彫像群の一つで、ギリシャ神話であるアフォロディーテとアドニスの悲劇の物語が、素晴らしい彫像たちによって演出されています。ここではアフロディーテがアドニスに狩りに行かないようにと懇願しています。
アルテミス
女神アルテミスと妖精たちが、あわてふためいています。自然神であるアルテミスを怒らせてしまったようです。ここでは、アルテミスは自然の化身とされています。ローマ神話はギリシャ神話を元にしているのですが、ストーリーには、いくつかのバージョンがあるので説明をするときは大変です。
アエオロスの泉
アエオロスはギリシャ神話では、風を閉じ込めた革袋を持っている風の神とされています。この噴水の奥は洞窟になっており、洞窟から滝越しに宮殿を眺めることができます。洞窟に風を閉じ込めたという神話が、この泉のモチーフになっています。ときの政治情勢により、資金が不足したのでしょう、見応えは十分にあるのですが、この泉は未完成のままになっています。
カゼルタ王宮庭園の水路
上部の大滝とはうって変わって、とても直線的、人工的で優雅に傾斜する水路です。当時、最先端の水力技術を駆使して建設された巨大な庭園ですが、ポンプで水をリサイクルしているという、意外にエコなところもあります。
玉座の間
18世紀に建てられたカゼルタ宮殿の玉座の間。世界最大といわれる王宮で、合計1200室の部屋と1742の窓がある。フランス革命や当時の社会情勢が影響して資金が不足し、工事は若干未完成のままとなっている。大理石でできた芸術作品のような床、天井のフレスコ画の華麗さ、室内装飾のきらびやかさに魅惑されてしまう。
絹の工場
カゼルタ王宮建設と同時期、サン・レウチョに建てられた絹織物の工場。ナポリ王国のブルボン家が、産業モデルの確立と基盤にしようと、このある種ユートピアのような工場を作らせました。サン・レウチョで織られた絹製品は質が非常に高く、イタリア共和国大統領官邸クイリナーレ宮殿、バッキンガム宮殿、アメリカ合衆国ホワイトハウスや高級ホテルなどでも使用されています。